― 天に牙剥く時 ―
[宇宙船の確認をせず、マチスの報告だけで十分だというクレメンスの言葉>>10に、技術者への一種の信頼を見る。
祖父ともこのようなやり取りをしたのだろうか。
刹那、思考は懐古を孕んで。
続いた言葉に意識を眼前へと戻した]
──── 鈍重、ですかね。
空に浮かぶ船を早々に叩くことが出来れば終結も早いでしょうが、あちらには物量がある。
あれは無視出来ないものかと思います。
戦力を削って機を窺うのが良いかと。
[問いかけられた単語>>11の意味することを汲み取って、選択した理由も添える。
軍人ではあるが、戦場にはそうそう出ない身。
軍略と言うのも机上でしか学んだことがないが、現状を照らし合わせて考え抜いた答えを、現役時代と同じ眼差しをするクレメンスへと伝えた*]