― 2号室 ― ……あれ?[後藤とレストランで話をしていたはずだったのに。ぱっと周りの風景が変わり、そこは、先まで輝音と居た2号室のように見えた。はらり、薔薇の花びらのようなものが肩に落ち、不思議そうに見つめた。]『試練が始まったのよ。』 そうですか…… 姉さんや輝音さんに連絡しておけばよかったですね。『試練が終わったら連絡すればいいのよ。 どうせ、現実世界ではそんなに時間は経ってないんだから。』 試練が……。 …………。