― 回想 ―
[ 彼女と出逢ったのは異形種を確実に見つけ出すという異能を買われ、ハンター協会に所属するようになってすぐの頃。
両親共に高位のハンターという、いわば純血種とも呼べる女性に些かなりと構えてしまい、当初は少なからず固い応対をしていたように思う ]
[ けれど、幾つかの任務を共にするうちに、彼女が戦う力には劣る自分を侮る事無く、対等に、公平に接してくれる事、己の力を信頼してくれることが伝わり、彼自身の見る目にも変化が生じた。
自分とは違うエリートハンターとしての彼女ではなく、共に戦う仲間として、やがては、共に在りたいと思う人間としての存在に ]