[血の気を失った顔。その頬には涙の跡が>>6:250。その顔を確認し、ギリッと唇を噛む。料理を褒めると、嬉々として喜ぶ姿。心配してこちらを伺ってくれる姿。あはは、と笑う姿が……目の裏に浮かぶ。エレ、ごめん。泣いてばかりじゃ、駄目だよな。溢れる涙を、ゴシゴシと拭い、その姿を見据えた。中々止まってくれなかったけれど。]