[ぐしぐしと袖で涙を拭い、一息。口許が引き攣る]「やれやれ、身内しか疑う先が居ないなんて皮肉なことだね。迂闊に人を信じたツケかね。というわけだ、英雄様、司祭様、アヴェさん。私には身内フィルターかかってるから目が曇りやすい。みんなの視点、貸してもらえないだろうか?」