[ 抱きしめた温もりと、笑顔を零し頷くシュテラの表情に>>16笑みを深めて「離さないで」という言葉には、答えの代わりに、そっと口づけを落とした ]
…あなたが、何もせずに戻って来たということは『銀月の奏者』殿に遭いましたか?
[ そしてようやく、現実へと意識を引き戻して、彼女が向かった先で何があったのかを尋ねる。
出逢ったのが彼であろうと予想したのは、他の二人相手であれば、シュテラが黙って引きはしないだろうと思うから。
ファミルとヴェルザンディを侮るわけではないが、有り体に言ってしまえば、ソマリは「格」が違う ]