[ 儀式の間での神子の言葉には、これまで通り、ただ迷い無く頷いた。仔竜とトーマスの交流の話を聞けば、彼らしいな、と、微笑ましい気分にもなったが、相変わらず表情には、あまり出なかったから気付いた者はいなかったかもしれない ]では、また後で。神子殿も御身大事に。[ 見送る神子には、それでも笑みを向けて、そう言い残し、門へと続く道を潜る ]