[フレデリカの呼びかけ>>14にハッとしたように戸を叩く手を止めて]
っ…すみません。
[少尉を呼びに行くという彼女に一つ頼む]
鍵を開けていただけると、助かります。
嫌な予感がして。
[ただの杞憂ならいい。
鍵を開けて戸を開けたら、ただ深く眠っていただけの彼女が驚いた顔をして、早朝から寝室に踏み入る自分の無礼を怒るか心配のしすぎだと笑うか、何でも良いから、またあの若葉の瞳が自分を映してくれる。
そう淡い期待を抱いて潮風の戸を見つめた。
それは本当に、吹けば飛びそうな程に淡い期待だと胸の中ではわかっていたけど。]