[片付けから戻って布団の上に広がった布に気づく。枕カバーだ、それもイニシャルの刺繍が入っているらしい>>2一枚一枚、綺麗に刺繍されたそれを物珍しそうに見つめ] これ、貰っていいの? どれ、俺の?[文字が読めないので、リヒャルトに聞いてみる。眠っていたのなら、ゆさゆさと肩を揺さぶっただろう。聞きたい事は、もうひとつあった] リヒャルト、何で俺にしたの?[隔離先の話だ。烏から、誰が誰を念じたのかは聞いていた]