人狼物語−薔薇の下国

545 【身内RP村】ドキッ★新入生だらけの士官学校〜裏切りの教官〜


平々凡々 ゲルト

─2日目・AM10:00・第五訓練場─

[サバイバルと聞いてこの男が張り切らない訳がなかった。
実を言わなくてもハイネ・A・ゲルトという男は“外に出るのが好き”なのである。文字通り甘やかされて育てられた彼は自由に闊歩できるこの機会が嬉しくてたまらない。…つまりそんな彼に何が起きるかといえば、“慢心”である]

よ〜し、これは食べれるものだって教わったな…。
でも料理せずに食うのは気が引けるな…でも立派な軍人になるため…えいっ!

[軽く土を払い除けたキノコ(のようなものに見えるナニカ)を思い切り口にする。咀嚼、咀嚼、咀嚼──嚥下。どうしようもなくそのキノコ(のようにみえるナニカ)の味にうっとりと目を細めた……が、次の瞬間全身から、力が抜けた。
全身に駆け巡る痺れるような感覚、目の前の景色が七色に光り出した]

あぇ……、…なんだ、こえ……?ふへ、なんか、ちかちかする……んはは、おもしろ、へへ……あれぇ…?体、動かね…っ、…

[チカチカと虹彩が煌めく視界の中気付けば地面に体が倒れていた。上手く動かない身体、虹色の視界、そうだとしても妙に冴え渡る思考の中彼が思うことはただ1つ──これは珍味のマツノタケではなく、幻覚を見せるマツノキノコという一種の麻痺毒を持つキノコだったのでは?という取り返しのつかない真実(こたえ)だった]

(21) 2021/02/20(Sat) 19:44:44

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby