[レトの小隊を追いかけていた200の騎兵隊は、追いかけていた対象の変容>>9に驚いた。
投げ捨てられたハリボテを避けるために隊は乱れ、追い縋る速度を落とす。
騎兵隊が隊を整える間に跳ね回るレトの小隊へと当たるのは、50ほどの弓兵。
射程に入った瞬間に矢を射掛けるも、各々の動きで逃げる相手に照準を合わせるのに苦労していた。
纏まった矢の雨を降らせたことでいくらかの効果はあった>>10ようだが、その足を止めるには至らない。
次矢の装填の間に放たれた投槍が射手や弓そのものを貫いていった]
[その辺りになれば、足並みを戻した200の騎兵隊もレトの小隊の追撃を再開する。
投石器へと向かうレトの小隊>>11の動きは全く止まる様子を見せない。
寡兵で臆せず動き続ける胆力に、騎兵達は厄介に思いながらも感心していたと言う*]