― 休憩所 ―
[ しばらくの間、じっと虚空を睨んでいた視線は、やがて翠の精霊石を宿した腕輪へと落ちる ]
精霊の長も、神官長様も...ボク達を信じて、ここに送ってくれたってことだよね。
[ メレディスが説明してくれた言葉>>2:359を噛み締めるように、そう言って ]
だから、ボク達も星司やステファンを信じないと。
[ 根の領域は、蛇達の本拠と言っていい、この樹上よりきっと、厳しい環境での戦いになるはずだ。
何故自分ではなく星司が行かなければならないのか、と、そう思わずにはいられなかったけれど、きっとそんな考えは、互いに力を尽くし認め合った、あの疾風の領域での瞬間を、穢すことになる ]