[そんなやり取りの最中、ココンが何かに気付いたように視線を向けた。 少し遅れて聞こえたのは、人ならぬものの足音と、キュウンという鳴き声>>2] ん? 別の竜?[きゅる、と答える声は見知った相手に対するものだった。 ココンの視線の先を辿るように振り返ると] あれ、先輩……?[騎乗者もまた、見覚えのある顔だった。 考える前に、あちらからの答え合わせがあった>>8]