――うわぁ。[あれは痛い。絶対痛い。何をやっているのだろう。 呆然と眺める先で、そのまま木の枝に乗せられ運ばれていく化け物。木の枝をかりかり引っかいているのは、抵抗のつもりなのだろうか。奇しくも……でもないか。方向は同じようだ。わぁ行きたくない。 と、枝の上の化け物と目が合った] あ。[あ、やばい。咄嗟にウィンチェスターを構える。 化け物がこちらに向かって何かを伝えるように口を開き、枝から飛び降りようとするのが見えた]