人狼物語−薔薇の下国

502 温室世界の住人たち


司書 ファミル

― 大通り ―

 ……騒がしいな。

[医師の診療所へと向かいながら、小さく呟く。
水の流れる涼やかな音に重なるのは、不安を帯びたざわめきの声。
さて、何が、と思いながら巡らせた視線が捉えたのは行く先から駆けてくる赤い髪。>>20]

 ……どうかしたのか?

[その様子が、どことなく只ならぬように思えて。
足を止めて声をかけてみた。*]

(21) 2018/06/20(Wed) 22:30:43

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