人狼物語−薔薇の下国

479 月夜に吼える獣の宴


韋駝天 ヤコブ

 神ぃ?
 一体何言ってんだ。

[陶酔した声に訝しげに返すが、それに答える声はない]

 はあ。戦え、だとなぁ。

[溜息ひとつ吐きつつ、今は同じ高さにいる青年を一瞥する。
 他の気配は消えたというのに、猫耳の姿は相変わらずそこにあった。
 それはつまり、向こうも自分と同じ立場に置かれたということで。
 周囲の気配は、ここで戦いが始まることを望んでいるようでもあるが]

 ――気に食わんな。

[相手の言いなりになるというのは、昔から好まなかった。
 だから目の前に対戦相手となり得る存在が居るにも関わらず、その場を去ろうとして]

(21) 2017/04/29(Sat) 01:39:56

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