… あぁ、付き合ってられない。[そう囁くように零すと、屋根や階上を支える柱の上を伝って、王宮の外に出る。そうだ、1ヶ月越しになってしまったが。御茶でも飲みに行こう、と、東屋に赴いて、 ───…… 咄嵯に、身を隠した。中の会話はあまり聞こえてこない。そこにただ一つ、異様に響いた硬いものの折れる音。>>14] ………、[その使者が去ったのはいつの事だっただろう。兎角、去ったのを確認してから、中に入った。]