……なんで、こんなとこでお狐の眷属に出くわすかなぁ。
[ぽろ、と漏れたのはこんな呟き。>>14
だって、結構面倒じゃないこいつら、との思いが声に滲んだのは許されろ。
なんて思いながら、冥狐の要求を聞いて]
どう考えても、選択の余地ないよね、それ。
[高位妖の常套手段だよなぁぁ、なんて。
慣れているが故の諦観もあるから、あっさりとこう口にした]
んでもまあ、利害が一致してるなら、こっちハメはしないでしょ。
……そこは、妖としての筋通してくれるんでしょ、冥狐のおにーさん?
[言霊にも通ずるものであれば、容易く約を翻しはすまい。
そう、思うから一応こんな問いは投げかける。
最終的な場の決定権はカナンにあるからそれ以上は言わないが、ほんと、俺来てよかったかも、なんて。
そんな思いはきっちり過っていた。
……主に、対妖・超常的な意味合いで。**]