人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


盟主 ジェフロイ

[剣を引き抜こうとした手は、そのまま止まる。
彼女の眦から零れ落ちるものを目にして。

重さのままに彼女の身体は剣からずるりと落ち、
赤い帯を宙に残しながら倒れる。
その唇が動くのを、確かに見た。]


 …ぁ……。

[喉は干上がり、身体は石のように固まる。
音と視界が、すっと遠くへ引いていった。]

(20) 2015/03/14(Sat) 12:16:30

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