[熱い湯に打たれると、眠気も消え失せ頭がスッキリしていく。]あ”〜〜[なんておっさん臭い声も思わず漏れる。][着替えに選んだのは、黒いズボンに真っ赤なパーカー。無意識に血色の目立たぬ物をえらんだか同じような服を、予備の着替えとして密閉式のビニール袋と一緒にカバンに入れて何故外で着替えが必要になるのか疑問にも思わずさて、取り敢えず腹が減った。今日は腹ごなしから始めよう。――まだ、惨劇があったことは知らないまま――**]