―夜・避難部屋―
[シモンと二人で取り残されていると、ふいに先ほど言いかけた言葉の続きを語る。
「争う理由が無ければ、共存の道もあるんじゃないか」>>4
――言われた意味を理解するや否や、カッと頭に血が昇った]
……あのなあっ!!!
[ガタン、と音を立てて椅子を蹴り倒し立ち上がる。今度は顔を見てはっきりと罵った。簡単にそれが出来れば誰も苦労はしてねえだろうが!!――そう言いかけたのをすんでで飲み込み、荒々しく座りなおす]
……良いかシモン。俺が知ってる人狼っつーいきもんはな。
[何度か自分を落ち着かせるように深呼吸し、感情を抑えながら声を出した]