― 大通り ― 病……。[黒衣の人物>>15がそう口にしたことで、こちらもその可能性を認識し始める。 原因に思い至った所で、何も解決はしないのだけれど] は、はい。博物館の学芸員さんです。 お家も知ってますから、とりあえずそちらへ……。[博物館に程近い場所で、終業後にそのまま訪問させてもらったこともあるので、フレデリカの自宅は記憶にあった。 即座に抱きかかえ運ぼうとしてくれる様子に、頼もしさを感じ少しながら落ち着きも取り戻した。 そこではっと、彼が腕に通したバケツに目が留まる]