[分厚い切子と、薄いワイングラスが、繊細な音を立てる。>>15
女性的なフォルムのグラスに、透明に近いクリーム色の白ワイン。触れ合えば、表面は微かに振動して、揺れた。
カナンの細い喉に吸い込まれるそれを、見てる]
私のと似ているな。「no」と「ha」を分けているのには意味があるのかな。
[きりりと冷えた清酒は、喉を通って、胃を熱くする。
そう言えば、空腹だった。
若いネナッテ達が酔ってしまうのも無理はないなと思い立つ]
ウェイター。何か、軽食があると嬉しいのだが。
[傍を通った男に、頼む。寿司は出ているようだが、なにか軽いものが食べたかった。
ほどなくして、つまみの類が届く。3(7x1)と7(7x1)を手に取り、冷酒を煽った。
1:オリーブの塩漬け
2:生ハムのカプレーゼ
3:牡蠣の燻製
4:ホタルイカの酢味噌和え
5:蛤の酒蒸し
6:エビとマッシュルームのアヒージョ
7:薄切りバゲットとレバーパテ]