人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


変わり者 アレクシス

[お互いの立場を表すように、背を向けて歩き出す気配が遠のく。
跳躍し、茨を破壊しながら駆けて行った背中が見えなくなった頃、ようやく深い息を吐き、前髪を掻き上げた。]

 全く、面倒なことになりましたねぇ。

[久々に殺意に当てられ、昔を思い出した指先が僅かに震える。
野茨公の庇護の元にあったここ数年、平和な時を過ごしたツケが回ってきたとでも言うのだろうか。
じわりと浮かんだ汗を拭い、2Fの浴室へ向かおうと、ゆっくりと歩を進め始めた。

地面に落ちた血の跡からは、淡い小さな花が咲き誇っている。]

(20) 2014/02/19(Wed) 23:58:56

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