[刹那、意識が持って行かれそうになるが、堪えて。
バランスを崩した身体を壁で支えれば
ラヴィとスノウが集合を要求する旨>>#3を伝えてくる。]
そんなことより事態の説明をはよしろってな…。
……暫く働きたくもねえよ。
[衝撃の残滓は未だ体に残っていた。
ややふらつく足取りで、通信機を作動させ、
同僚一般連絡先を知る相手全てへ向けて呼び掛ける。]
『 こちら、ダーフィト。
聞こえてっかー?船の中に居る乗務員。
メイン・サロンへ集まるようにお達しが出たが
さっきの騒動で傷病者が出たらそっちの介助を優先しろ。
傷病者を手伝ってメイン・サロンへ来てもいい。
各自、冷静にコトを運んでくれ。無事を祈る。じゃあな! 』
[慌ただしく最低限度のことだけを。]