名目上とはいえ、艦長であるからには 何かと邪魔になってくるんで、ね……![ロープを握る手に力を籠めれば、ガクリ、小太りの身体が傾く。そのまま音もなく倒れ込んだ男――ダルメシアンは、二度と自らの意思で動くことはなかった。]