― 龍峡の村 ―よっ、と。[目的の村の数m手前にたどり着くと、馬代わりになっていたフレアから降りる。]ありがとうな、フレア。『いいのよー?フレア、小さくなるねー?』うん、頼むよ。[精霊とは言え、あまりに大きいと村が混乱すると判断し、フレアが犬サイズまで小さくなるまで待つと、青年は村へと歩き出す。入口に固まる少年>>18と、その少年に声をかける乳兄妹>>19に首を傾げた。*]