― 月の舞台 ―[門を潜ると、無空間に浮かぶ水晶で出来た舞台が天色の瞳に飛び込んできた。切れ長の瞳でしばし見遣った後、舞台へと続く道を進む。前方から響いた声>>17に一度足は止まったものの、直ぐに歩き出し舞台の上へと立った]………『我と共に舞い、力を手に』。応えよ、我が声に。開け、竜郷の扉。[変幻たる色合いを宿す宝石を掌に乗せ、満ちる魔力に己の魔力を重ね、力ある者を喚ぶ。魔力を受けた宝石から赤と青の魔力光が散った*]