[ でも 本当にいいのかな…?と 遠慮がちな目線が 何故か お爺さんの頭上の何もないところを見上げてから 屋台の美味しそうな食べ物を ちらっ ちらっ 途端に 正直すぎるお腹の虫が ぐー きゅるるる!と鳴いていしまいます ] ……き、聴こえちゃった?[ 少年は 紅くなった頬で えへへと含羞んで 頭の天辺にちょこんと乗せているだけの 狐のお面を 照れ隠しのように 指先でぽりぽり ]