人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


純血種 アプサラス

― 野茨城 ―

[夜に溶ける黒馬の脚は、御者に命じられずとも、白薔薇の彩る門の前で静かに止まった。
訪問の前触れを済ませ、一足先に城内に荷を運び入れて戻ってきた御者へと、女は笑みを向け]

 じゃあ、行ってくるわ。
 お父様がもし、早々に迎えに来るよう仰っても――…、

 そうね、経験則上、二回は引き延ばせると思うの。
 今日は許可付きの外出ですもの。


 ……期待してるわね?

[貴女のお手並みに、と甘やかに命じる]

(20) 2014/02/16(Sun) 21:24:11

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