― エルナ宅 ―
[ヴェルナーからの感謝>>15に恐縮はするものの、お互い様ということになればそれ以上言葉を重ねることはせず。
こちらの不安を呟けば、ヴェルナーの方も溜息を落とした>>16。
話題が今後の行き先に移れば]
そう、ですね……。
いえ、でも、とりあえずは家に帰ろうかと思います。
[これといった目的もないのに、ヴェルナーについてきてもらうのは気が引ける。
それに――正直なところ、余計な諍いを目にしたくないというのもあった。
先の出来事は収束したにしても、皆が不安を抱えた状況に変わりはない]