― 都市内 ―[飛行に特化した特殊能力を持つ蟷螂でも、一日にそう何度もは使えない超加速。 風を追い越し木の葉を突き抜けた瞬間に、まるで全ての音が消えたような不思議な間があった。 ローレルの呟き>>15が耳に届いたのはそんな折] ――褒めても、何も出ないけど。[少女の手が矢を番え、奇妙な一瞬は終わる]