― 南島戦場 ―[最後の最後まで、枯色の目が反らされることはなかった。騎士の誇りと覚悟と、生死の境界でいっそう強く放たれる念が、彼女を内側から強く輝かせていた。その胸に、剣の先が、深く、深く突き立つ。] ……〜〜っ …![肉を貫く鈍い感触。どくりと脈動が一度剣を伝わり、あとは途絶えた。]