……あ、と、ごめん、ぼーっとしてた!
[粗方の救助が終わり、何度目かになるか分からない溜息を
付いた所に、サシャから問われ慌ててそちらへ向き直る。]
礼なんか要らないよ!?
それが、俺のやりたい事だったから。
サシャのやりたい事を思いっきりやって欲しかったし、
その手伝いが出来たなら俺としては最高だな。
[そう、改めて礼を言われると気恥ずかしい。>>15
ただただ彼女の思うまま気持ちをぶつけられたら、
何かが変わるかも知れないと、信じているから守るのだ。
今や彼女は世界にとって無くてはならない存在だとも
真面目に思っている位だから。]