『人狼』…!
[あの爪、獲物をいたぶるような笑み、そしてこの「匂い」、間違いない。
あの褐色の肌の男は『人狼』だ。
ようやく見つけた…『人狼』、『ガルー』!
ずっと探していたものに出会えた興奮。
ドキドキと、うるさい胸の高鳴りを感じながら、貨物室に入って行く二人を影から見守った。>>2:361、>>2:367
完全に2人が貨物室に入りまだ出てこないことを確認すると、『人狼』が獲物を狩ることに夢中になっている間に、とメイン・サロンへと戻る、その前に。
大きく深呼吸。落ち着け、落ち着け。
そして何気ない顔をしてメイン・サロンへと足を向ける。
興奮した様子に気づいた者はいただろうか。**]