― 少し前 ―
[羽根を撫でる優しい手に、浅ましく安堵してしまう>>1:373
フェリクスを傷つける毒がこの身に回っている事は
何も変わらないというのに、どうにかなるかもという
未来への淡い希望と、期待を抱いてしまう。]
…フェリクス、 すまない。
俺もお前を助けるよ、…でも。
もし俺がまたああなって、手がつけられなくなったら
――――ころしてくれ
[いっそ彼に殺されるのであれば、それも――と。
額を合わせられ、おのが血で汚れたであろう彼の腔内へと。
清めるように舌をそっと押し入らせて。
共に上がる事を促されれば頷き>>1:375。
背の部分、羽根を通す為に鋏を入れるのを手伝って貰えたか*]