[いつだったか、ファミルに男の剣は慈悲深いと言われた>>4ことがある。
考え方の一つではあるのだろう、何せあっという間に命を奪う剣なのだから。
苦しみを長く味わわずに死ねるというなら、慈悲の剣と言えるのだろう。
意図的に急所を外して斬る、拷問めいた手法も持ち合わせてはいるが、戦場では効率が悪いことこの上ないためにほとんど使っていない]
[男自身は、死体の綺麗さは特に頓着していない。
己の
男は結果よりも過程を楽しむ。
故にファミルの戦い方は好ましいものだった。
自分にない豪快さに魅せられていると言えるだろう。
故に、今回も金庫を叩き潰してくれると期待しているのだ*]