……いや、こいつはまた……。[門の向こうに広がっていた光景。炎を纏った植物が生える森、というのは、予想の斜め上を行っていた]しかも、なんか動いてるし……。[木々の間をぴょこぴょこと何かが動いている。こちらに気づいていないのは、未だ門を潜っていないからか]……あれ、どー考えても、こっちに突っかかって来るよな……ヤバい気配しか感じねぇ……。[動き回るものから感じられるのは、敵意と狂気。ほったらかしてから千と何百年だったっけ、なんてちょっと逃避しそうになったが、それは抑えて]