人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


王国軍部隊長 セルウィン

 ――警戒すべき相手を見誤ったからだ。

[ようやく、といった様子で目を開いて、セルウィンは答えた]

 "何をするかわからない"奴の方が危険だと、そちらを抑えるべきだと思っていた。
 こっちだって実力差はある。それでも、

[まだ槍を構えたままの右手が震える]

 "見えている相手"だと……そう思っていたんだ……!

[残りは後退するだけだと、どこか油断した考えが心の底にあった。
 元から均衡など、自分たちでどうにか持たせているだけに過ぎなかったというのに*]

(19) 2019/11/04(Mon) 20:49:09

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