[舞う火焔は鮮やかに、多頭の水妖を焼き尽くす。その気配と、瘴気が鎮まるのを感じ取ると、は、とひとつ息を吐き]いや、こちらこそ、だよ。俺一人の陽気じゃ、完全に瘴気を打ち消すのは難しかっただろうからね。[礼に礼を持って返した後、向けるのは邪気ない笑み。これからどうするか、と問われるとしばし思案して]