……そうか。 ―――…… よく、話してくれたな。[>>16こうして見下ろしてしまえば、身長も関係ない。 ただ、痛ましい眼の傷が目に入るが、 片目を失うだけで済んだと捉えれば、まだ。] 生きて帰ってくれて、本当に良かった。[食堂で告げた言葉をもう一度。 どちらも本心ではあったけれど、今の方が重みも増す。 彼が死線をくぐりぬけたのは、二度だと知ってしまったから 成長したシモンの姿は少し遠くに感じるものこそあれど、 こうして成長を見届ける事が出来た幸運に、感謝を。]