― 領主の間 ―
ちぇー、おまけなしかぁ。>>12
あ、でも、わー温かい美味しい…っんぎゃ!
[焼きたてのムール貝はつるりと美味しかった。
けれど貝殻が鋭くて、うっかり指先を切ってしまった。
恨みを込めて指を咥えつつ広間を見渡せば、また人が増えていた。
1人は何故かいつも裏から入ってくるエディ先生。
最初の内はビビったけれど、領主さまが気にしないので私も気にしないことにした。というよりむしろ飄々として格好良く思えてきた。
もう一人は謎の女性イングリッドさん。こちらも最初はなんだか怖かったけれど、領主さまが気にしてな以下略。むしろ黒服の男たちを従えた姿が以下略。
なるほど、私は確かにチュウニビョウなのかもしれない。
…もしくは色々と変なヒトを引き寄せてしまう変な領主さまの影響かもしれないなあ]