[さらには鼻血を垂らした何か………美形だったであろう男がこちらにビールのジョッキを差し出してくる。>>18]
やはり、乾杯はビールじゃないと…ですね。
ありがとうございます。
[素直に受け取り、ごくりごくりとジョッキのビールを消化するが、男好きだからとはいえ、人の鼻血はちょっと…]
………
[しかしこの際無礼講だ。この男が何者であれ、この花見で同席している以上、目を瞑って飲むしかない、と一気に鼻血部分を飲み干す。オードブルやおつまみなど、美味しそうなものも揃っている。それらに手を伸ばしながら、鼻血の上澄みが無くなったビールとともに、ゆっくりと花見を楽しむだろう。]