― わき道に逸れて ―[一行から逸れたところに、ただ1機ある。 生き物らしき気配は希薄。ただ、動くものがある]『目視にて妖星のカケラの付着を確認。 狂魔物と判定』[そして対峙するのは、水晶のような石が埋め込まれている魔物たち][男は口を開かない。ただ、肩に置かれた水晶玉のようなものが無機質な音声案内を行う]『距離、3、2、1、ファイアー』[遠く。 谷を目指す一行らも、後ろの方でわりといつもの炸裂音が轟くのが聞こえただろう]