― 教官室・再び ― まさか武術技術で3回目の5年進級に失敗した私が、ここで教鞭とって、試験監督をすることになるとは。[同時に同じ試験が別々の教室で行われる場合は、担当以外が試験監督として付き添う規則。 午後に自分の担当があり、採点の必要が発生していないが故に、新任ということもあり雑用を任されたのであった][時間だ、と小さく首を振って、担当の教室へと向かった。 問題用紙の入った封筒はまだ封切られていない。 >>8>>9の問題に生徒らがどのような表情を見せるのだろうか**]