―天界と下界の境界―[ゲルトからの言葉を受け、その方向に向かう。……シルキーを見つけられぬまま、辿り着いたのは天界と下界の境界線。清らかでなき、受け入れられざるものがその線を超えようとすれば罰を受けることとなる、その境界。……言われるままにここまで来たが、シルキーはまだ上ってきていない、ということなのだろうか。堕天したとは言え、ゲルトは彼の清らかさ故に堕天したようなもの。彼が嘘をつく必要も……恐らく、あるまい。待つしか無いのだろうか……]