[家に入ってから脱ぎ捨ててきた服のことを思い出す。どの道捨てることになっただろう、斬られた服。後で回収することにして、先ずは簡単に汗を流した。それが終われば簡易的な治療を傷に施す。斬られた傷は既に血も止まり、こびり付いていた紅も汗を流すと共に流れた。左腕と左足の打撲痕も、冷やすことでひとまずの治療とする。皹が入っているか等は専門でもないために分かるはずもなく。後は時間の許す限り休息を取ることで疲労回復に努めた]