― 湖上庭園 ―
何かを、探るもの?
[流石は精霊に精通する方、飛来したものが何なのかを大まかながらに感じ取った>>16らしい。
疑問の一つは答えを得たが、私が抱いた妙な感覚は一体何だったのだろう。
ともすれば身体が反射的に反撃を行いそうな感覚だった。
疑問に思考を割いていると、慌てた様子で駆け寄ってくる人影>>10が見えた。
名乗りに職名が無いこと、見目の若さから陸軍の一兵卒なのだろう。
はきとした声での名乗りが私にも届いたが、相手の視線は既にヴァイスヴァルト女王へと向いていた]
異空間へ繋がる道の繋ぎ?
[問いかけを聞き、私の視線も女王へと向く。
女王の答えは否>>17。
私は事態の把握をすべく、2人の会話に耳を傾けた]