― 船内 自室 ―傷は癒えたが…血は戻らぬ、だったか。[ウルズが言っていたことを思い出しながら、私は備え付けの寝台に身体を横たえる。軽い失血に濃い疲労。横になると私の意識は直ぐに沈んで行った。声をかけて目覚めることが出来るかは、その時でなければ分からない**]