―翌日:朝―
……あ? 今日は、俺とディークなのか?
[夜が明けゆっくりと起きて、暫くまったりと二人で他愛の無い会話をしている時に、ヴェルナーからハーランとシュテルンが見舞いに行かされ、次は自分とディークがご指名を頂いた、と報告があった。
普通ならば、嫌がったり怖がったりするのだろうが、この男の場合では例外だったらしい。]
そうか……今日は俺とディーク、か。
こりゃぁ、愉しい愉しい見合いになるだろうよ……ふふっ、はははっ。
[今日は血の雨を降らせる事が出来る、と思えば愉しくて仕方が無い。
相手は死なないならば、此方側の気が済むまで暴れ放題。
しかも、奴に関しては法に問われないならやらない手は無い。
そう思えば新しい玩具を見付けた子供の様に目を輝かせるだろう。]
寂しくはなるが……その分次を楽しみにしたいね。
それがあれば、仕事が頑張れる。
[寂しそうに肩を落としてるシルキーの手を取り、白魚の様な手に唇を触れさせる。]